自己嫌悪になる前に…「ダメな日がずっと続くわけではない」という考え方を知っておく【平均への回帰】

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やってきました、月曜日。
ちょっと憂鬱になりがちな月曜日。

また1週間が始まった…。
学生時代からずっと月曜日は憂鬱。

やる気がないと生産性も下がる。

自分ってなんて無能なんだ…
と落ち込む時もあります。

先月読んだ「ファスト&スロー(上)」の中に
【平均への回帰】という認知心理学の考えがあって、
今日がダメな日だとしても
平均への回帰の理論では
ダメな日がずっと続くわけではないんです。

自分の経験上、
なんとなく分かっていることだけど、
それがしっかり科学的に証明されていると
納得できるし、なんだか安心しますよね( ´ ▽ ` )

【平均への回帰】は上巻P.311〜。
軽く内容をご紹介します。

「誉めるのは良くて叱るのはダメだ」は間違い

著者のダニエル・カーネマンが
イスラエル空軍の教官に
訓練効果を高めるための心理学講義を
していたとき、一人のベテラン教官から
こう言われたそうです。

うまくできたら誉めるのは、たしかにハトでは効果が上がるのかもしれないが、飛行訓練生に当てはまるとは思えない。
訓練生が曲芸飛行をうまくこなしたときなどは私は大いに誉めてやる。ところが次に同じ曲芸飛行をさせると、だいたいは前ほどうまくできない。
一方、まずい操縦をした訓練生は、マイクを通じてどなりつけてやる。するとだいたいは、次のときにうまくできるものだ。だから、誉めるのはよくて叱るのはだめだ、とか言わないで欲しい。実際に反対なのだから。

(ファスト&スロー上巻 P.311より引用) 

カーネマン先生は、
“この教官の言うことは正しいーが、また完全にまちがってもいた。”
と述べています。

訓練生は平均への回帰
という現象が起こっただけ

と説明しています。

教官が訓練生を誉めるのは、当然ながら、訓練生が平均をかなり上回る腕前を見せたときだけである。だが訓練生は、たぶんそのときたまたまうまく操縦できただけだから、教官に誉められようがどうしようが、次にはそううまくいかない可能性が高い。
同様に、教官が訓練生をどなりつけるのは平均を大幅に下回るほど不出来だったときである。
したがって教官が何もしなくても、次は多かれ少なかれましになる可能性が高い。
つまりベテラン教官は、ランダム事象につきものの変動に因果関係を当てはめたわけである。

                    (ファスト&スロー上巻 P.312より引用) 

人の能力は一定ではなく、
ランダムである。

私もよく「今日は全然上手くいかなかった」とか
「ダラけて何もできなかったなぁ」と
良く思うのですが、
それはランダム事象であって
明日は今日よりマシになっている可能性が高い。

そう考えると、
ちょっと気持ちが楽になりませんか( ´ ▽ ` )?

心理学の考え方を知っておくと、
ちょっと前向きに物事を
捉えられるような気がします。
完璧に理解するのは難しいけどね…(^◇^;)

ではでは、
今週も1週間乗り切りましょう!

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。


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この記事を書いた人

30代の転勤族の元浪費家妻。
夫と2人暮らし、共働き。
小さく暮らして1,000万円貯金を達成。
個人資産3,000万円を目指して投資も始めました。
日商簿記2級、FP2級保有。

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