3ヶ月以上前の話ですがX(まだTwitterだった頃)をみていた時にタイムラインに流れてきた本「35歳、働き女子よ城を持て!」。
現在35歳の私。タイトルにがっつり「35歳」と記載されていたこともあり、気になってAmazonでKindle版をポチり。
マイホームの予定は今の所ありませんが、今後もしかしたら家を買うかもしれないし!それに、マイホームを買った友人や親戚に家を買うためにかけたお金のことって詳しく聞けないじゃないですか。
なので、こういう本は今後の参考になりました。家を買う前に読めて良かった!(まだ買う予定ないけどw)
年収300万円独身女子が都内で家を買う、リアルな体験記
女子が生きていくために大切なのは自分だけのくつろげる居場所(=資産)を見つけること。新築から中古、ヴィンテージまで、様々な物件に突撃してリアルにレポートした、働き女子に贈る体当たりエッセイ!
Amazon商品説明ページより引用
おひとり様、働き女子でなくても家を買う基準や新築や中古物件のメリット・デメリット、住宅ローンのことなどマイホームを買うために必要な知識がギュッと凝縮されていて勉強になります。
内見時のポイントなんかも書かれていて、マイホーム購入について右も左も分からない私にとっては目から鱗な情報が満載でした。
あーだこーだ言いながら物件を探し回る様子も面白い
一緒に物件を探しているような感覚になる程、物件事情などを詳しくレポートしています。表現力はさすが小説家という感じで、文章がとてもコミカルで体験記とは思えない。
ちなみに物件を探しているのは著者の髙殿さんではなく、担当編集のM村さん。髙殿さんはすでに家を持っているので、アドバイザー的ポジションでM村さんにアドバイスする場面もあります。
間取り図のイラストもあるので、イメージしやすいし何より面白い!「この間取りはないわ」「この間取りは惜しいな〜」と、間取りにツッコミを入れながら読んでしまいました(笑)
「家の価値」とは何なのか
「持ち家=負債」という人も一定数いますよね。私もこの意見に近く、家は購入後もメンテナンスでお金がかかる!それなら一生賃貸でも良くない?と思っていました。
でも、賃貸の場合は「高齢になればなるほど借りにくくなる」というのが現状で。今後どうなるか分かりませんが、そういう意味では持ち家は「住む場所に困らない」資産であると言えます。
我が家も現状では転勤が多いためマイホームを買うのは難しいですが、老後のためのマイホーム購入はありかなと思っています。
そんな事情もあって、中古で買えるマンションか平屋の一軒家がいいなぁと思っていたので中古マンションについての記述が多くある本書は勉強になりました。
次は一軒家についての体験記も読んでみたいなぁ。
それと「自分で家を建てた」というのは自己肯定感を高める一因にもなるにかもしれません。著者の髙殿さんも本書の中で「家と自己肯定の関係」について述べられています。
実は、関西の家で一人寂しく執筆しているときも、私はたまにぼんやり天井を見上げて、「私よく家なんて建てたな、えらいな」と自己肯定するのだ。どんなに年齢とキャリアを重ねても、自分を肯定したり承認したりすることはとても難しい。だとしたら、目に見える自己肯定要素があると、少しは生きるのが楽になったりしないだろうか。
P.6より引用
SNSでもマイホームアカウントを作って発信している人が多いですよね。真意は分かりませんが、それほど満足感の高い家を建てられたといえるのかもしれませんね( ^ω^ )
マイホームは物理的に価値があるというよりは、心理的な価値の方が高いのかもなぁと、本書を読んで思いました。
持ち家についての価値観は人それぞれですが、頭でっかちに「持ち家は負債」と決めつけないで今後の自分たちに合った家を検討したいです。
ちなみに家の値段は本書によると「ほぼ利便性と築年数、環境だけでつけられている」そうです( ̄◇ ̄;)
そのため、中古物件を買うときはプロの家診断士(ホームインスペクター)にみてもらった方が良いらしい。不動産屋さん紹介だと癒着している可能性があるので、自分で探した方がベスト。
まとめ
- マイホーム購入に興味がある
- 都内でマンションを買いたい
- 中古か新築かで迷っている
- 年収が低いけど家を買えるのか気になる
上記のどれかに当てはまっている人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
電子版だとサンプルがダウンロードできるので試し読みできますよ♪秋の夜長にぜひ。
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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